鶴岡市の郊外に民田(みんでん)という地区があります。近くにはだだちゃ豆の産地白山地区があったりして作物が育つ良い環境にあって月山からの伏流水や金峰山からの清らかな水が畑を潤います。民田なすは丸型の小粒のなすで一口の大きさ。張りのある実は歯ざわりが良くて漬物にします。鶴岡を舞台にした作品の海坂藩は藤沢周平の故郷もちょうどこのあたり。海坂藩の時代も特産民田茄子を食べていたことでしょう。
鶴岡には芭蕉が奥の細道で詠んだ句があります。「珍しや山を出羽(いでは)の初なすび」芭蕉が鶴岡を訪れたのはちょうど「なす」が実り始めた頃。この「なす」を生のまま独特な製造加工で、甘納豆のように加工してあります。砂糖をまぶしてあるさくらんぼ大の初なすびを食べてみると深みのある甘さがあり、さらによく味わうと茄子の風味がするのです。これはまさに珍菓。幸福を招くお菓子として、お祝いの引出物やご贈答品、お茶うけにはもちろんですが茶会用のお菓子としてご用命の多いお菓子です。
原材料名 小茄子、砂糖
内容量 120g
賞味期限 2ヶ月
保存方法 直射日光、高温多湿を避けて保存してください。
※初なすびは手づくりのため商品の入荷が少なく、実店舗と共に販売を行っております。
10個以上のご注文の場合は、取り寄せとなり、発送まで数日お時間を頂く場合がございますのでご了承くださいませ。